monologue~武藤理恵~
私がストリンギングの世界に初めて触れたのが22歳のときでした。
はじめは量販店からのスタートで、最初は右も左もわからず、ただただ忙しさに追い回されるだけ。
そこでは残念ながら十分な技術を教えてくれる上司もおらず、お客様にご要望を聞きながら、なんか満足してもらえる張りを提供しようと思い、日々奮闘していました。
しかし、いろいろ勉強していく中で、私がやりたいことと、会社から求められていることに差が出てきてしまい、考えた末に、そこを離れることになりました。
量販店で学んだこともたくさんありましたし、そこでしかできないこともたくさんありました。量販店と専門店に優劣があるわけではなく、単純に組織・お客様から求められているものに違いがあるなと私は感じました。
そして『テニスクラフト』に入社して、技術や知識を叩き込まれました。
それはそれでかなりたいへんなことでした。
ちょうどそのころ会員の方にJRSAへ誘っていただき入会しました。
JRSAに入ってからは、いろいろな方とお話しする機会があって、本当に毎回ワクワクしていました。
そんななかで、大会でのストリンギングサポートをしているメンバーがいるのを知り、今まで遠い世界のことと思っていたのが急に身近な話になりました。
そして、私もたまたまお声をかけていただいて大会でのストリンギングサポートをすることになりました。
その大会には、たまたまうちの店のお客様も選手として出場していたので、喜んでくれて、こちらもとても嬉しかったです。
大会でのストリンギングについてはチームで張ったりするので、店で張るのとはまた少し違ったりするのかなと思いますが、そこはそれぞれなのでわかりません。また、慣れていないマシンで張ることもあると思うので、触ったことのないマシンがあれば、普段から積極的に使ってみたほうがいいと思いました。ワークショップなんかは一度で何社かのマシンを使用できるのでいいチャンスですね。
大会で張るのも自分のところで張るのも、結局、使うプレイヤーが喜んでくれる張りを提供するというところは同じです。
どこで張るにしても、日々の学びが大事なので、これからもプレイヤーやストリンガーの方々とコミュニケーションをとりながら努力していこうと思います。
筆者 武藤 理恵(テニスクラフト草加店) 店舗情報 埼玉県草加市高砂2-17-12 カルム草加三番館102 048-924-4733 |